研修報告シリーズ最終回
皆様ずばり、運動してます?
ここトレでのひとコマ
京都大学名誉教授 森谷敏夫教授の講演でありました。
この先生の講演はとにかくパワフルで面白いんです。
「動かないと死ぬぞバカモン!と言ってやれ~」
などとバカモン、バカモンと過激なのだが、最新の科学データを元に説明してくれるのでこちらも勇気がでる。
色々なデータの提示があったのだが、いくつか紹介
「歩行速度とその後の寿命にはきっちりと相関がある!」
つまり、速く歩けるほど残りの寿命が長い!
運動は精神疾患(鬱など)の予防や改善に効果がある。
食べない以上に動かなくなっている
のであるという!
ず~と、立っているマサイの皆さんのカロリー摂取は3500キロカロリ~
色々聴いておりましたら、
座りっぱなしのリスクは想像以上に相当に高い!
さて、これを読んでいるアナタがタバコを吸わない人であるとする。
おそらく、コマめにタバコを吸いにいく職場の人を見て
「まったくタバコばかり吸って」と思っていることでありましょう。
また「その人よりは私のほうが健康なハズだ」と思っているでありましょう。
これは分かりませんぞ。
タバコを吸ってはいるが、コマめに立って移動している人と、事務所でず~と座りっぱなしで仕事をしている人とどっちが健康なのか?
こまめに一服してストレスを適度に発散しながら仕事をしている人と、ず~っとイライラしながら座って仕事をしている人と・・・どっちが健康なのか・・・
ちょうど私の職場には見事に比較できる事務所の部署がありまして・・・
机も近くで同じ空気を吸っていて、部署が一緒なら内容も近いということでこの上ないサンプルです。
片やタバコは吸うものの、こまめに移動しております部長。なんならあんまり座っているところを見たことが無く、その方はスリムである。朝から犬の散歩をしている。
一方は、ず~っと座っていて椅子に沈み込むくらいでたまに動いたと思ったら図書館のソファーで新聞を読んでいるというD井さん。少々ふくよかである。
静かに観察してみることにする(笑)
皆さん・・・
ニートを大切に・・・
NEAT(nonexercise activity thermogenesis)
体を鍛えるための運動によるものではなく、日常生活の活動の中で発生する熱量。家事や通勤・通学などの日常生活において、なるべく体を動かして消費熱量を増やすように心掛けることが生活習慣病予防対策には大切であるとされる。非運動性熱産生。
さ~!運動だ~!と張り切って走ったりしてもたかだか300キロカロリーを燃やすのも苦労する。
この運動として意識的に行う活動でのカロリー消費よりも、普段の日常生活の習慣によるカロリー消費のほうが圧倒的に大きいのである。
だから、座りっぱなしの人と立っている人ではこの部分が倍違う。
年間20キロの脂肪燃焼の差になるという。
森谷先生の結論
「痩せるのは簡単じゃ!
立っとけバカモ~ン!」
であった(笑)
ちなみに無重力で仕事をする宇宙飛行士は2週間の飛行でも、帰ってくると糖尿病状態になっているという・・・
こちらはミートである。
おい、八尾在住なので帰り道で呼び出して話を聴かせました。
これは私の復習のためであります。
学んだら人にしゃべる!
聴いてもらえる人を作っておくことも学習法の一つであります(笑)