kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

予想屋と教員業

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競輪場にいる予想屋さんです。

このおじさんにそっと近寄って100円渡すと、そっと小さな紙切れをくれまして、
それをその場では開かずにそそくさと立ち去って、柱の陰で開く・・・というのが、作法となっております(笑)

ちょうど、餌を獲った動物が、その場で食べずに自分の巣、もしくは邪魔の入らないところまで持って行って食するのと同じであります(笑)


柱の陰で、その紙切れをそっと開くと・・・

1=2-689
1=6-289
1-9-268

などと書いてありまして、その心は

2車単なら1と2の裏表 3連単はそこに6・8・9
もしくは1と6の裏表に3連単はそこに2・8・9
もしくは1のアタマ固定で9は2着のみでアタマはナシ、3連単は2・6・8

という意味であります。

2車単の人は5通りを、3連単の人は15通りのアドバイスをいただいた。


ということになります。


さ~て、この予想屋のアドバイスをどうとらえるかなのでありますけども・・・

全くのシロウトさんならば、「へ~そうなんだ、じゃあそれを・・」と迷いなく買えばよろしく、そもそもはそういうモノであります。

おみくじ引くようなものでしょうか。

ただ、いまどき競輪場まで来る人でホントに素人が予想屋に100円出すか?
といえば、そもそもそのシステムもワカランというのが実情ではないでしょうか。

となれば、やはりある程度の自分なりの予想をして
そこで「いや~ワカラン!いや、ワカル気もするけど自信がない!ここはアドバイスを聞いてみよう!」となって100円払うわけです。

こういう時、ホントにギャンブルの強い人は「見(ケン)」といってパスするのが重要なのですが、負け組の私はやはり全レース参戦してしまうためなんとかしようとしてしまう。


さて、そのような事情から100円払って紙切れをもらい、
周囲にいるオッサンに「タダ見」されないようにそそくさと立ち去り、柱の陰で紙を開く・・・


人の悩み相談に関する定説として

『人は相談する時にはすでに答えが決まっており、あとは背中を押してもらいたいだけである・・・・』


というものがありますが・・・・・


まさにこれもそれに近いものでして
例えば私が「ここは2=3だろう、そこにちょっと穴目で2=5も匂うぞ」などと思っていたとする・・・


その状況で開いた予想屋の紙切れがまさに
2=3、2=4、2=5」などとなってくれていれば勇気100倍!

「いや~あの予想屋はちゃんとしてるな~」などと思いこむ。

問題は
反対に『9=1 9=7 9=4』なんて書いてあった場合である。

「え~!うっそ~、そっちかよ~ マジか~」と大変なことになる。

「いや~ね~だろ~と思ったけど、そう言われてみるとあるのか~どうしよ~」

などとさらに迷う。

ナマジッカ知識があるものだからこうなる。





結果・・・










「ウワ~ッ!、自分の予想でいきゃヨカッタ~」

と後悔したことは1度や2度ではない(泣)




ギャンブルは自分の判断で買うものなのでもちろんアドバイスに従うも判断のうち)

どっちが正解ということはないのですが・・・

一番よくないのは、どっちの決断をしたにせよ結果が出て悪い感情になってしまうことである。(まぁ、そういう感情を学んだと授業料だと自分に言い聞かせるのが定番である)


これで終わったらただのギャンブルネタになってしまうが・・・


最近、学生の相談に乗ることが多い・・・

4年生であれば就職相談・・・

1年生であれば今後の相談・・・


いずれも「この先、どうしましょ?どれが当たりでしょ」という相談であるが・・・


正直にいえば・・・

「あのな、たった9人で走る3分後のレース結果も当たらんのに将来までわかるわけね~だろ」などと言いたくならないわけでもない。
ましてや、私は全く人のことを見通せていないということがつくづく思い知らされている。


とはいえ、それじゃあまりにも相談に来てくれた人になんなんで

「現代は、デジタル社会だから、逆にアナログな付き合いが貴重になってくると思うよ。」とか、
「人ってのは自分と共通点がある人にモノを頼みたくなるものなんだよ、だから仕事だけじゃない触れ合う場所を作るといいよ、例えば囲碁将棋倶楽部に入るとか」

「母校に手伝いに行くところから始めるといいよ、なぜならば・・・」
「あなたは、人見知りでアピールとか苦手だろ?そんなら苦手なりに、誰かが紹介してくれるような流れにするために身近なこんな活動からしてみたら?」

などなどと説明しながら、

『このような方向性はいかがでしょ?』

というような話をするわけでございます。


こんな会話を最近よくしていると「なんか俺って予想屋みて~だな」などと思ったわけであります(笑)

まぁ事実、予想屋みたいなもんでしてそれでも「戦法」みたいなものまでアドバイスしているわけだから、可能性は上げていると思いますけど(笑)


・・・で、先ほどの例のごとしで



私の予想(?)を聞いて、「やっぱりそうですよね~」と背中を押された形になればそれはメデタシでそうなるケースもそれなりにありますが・・・

「あ~、そ~ですか・・・・」となんだか浮かないというケースもあり、それはまさに「違う予想」を書かれた時の心理かもしれない。

そんな顔されるとこっちは
「なんだよ、オマエな~人に相談しておいてそりゃね~だろ」などと思ってしまいそうだが、どうなんだろ・・・・ちょっと待てよ・・・

そもそも「自分の予想に無かった答え」の時のほうが聞いた価値があったんじゃないのか?

自分と同じ予想を聞いて安心する心理もあるけど、他の意見を聞いて視野が広がるという風に考えればそれはそれでヨカッタんじゃないのと・・・

ということで、私の価値も一応はあったのではないかと自分に言い聞かせている(汗)


ちなみに、私の車券の話でいけば視野が広がりすぎて買い目が増えて最悪は自分のと予想屋のを足して買い(ボックスなどにして)、赤字が増すというのが私のパターンである。これぞマサに愚の骨頂である。


これを読んでいる学生よ、ギャンブルでは視野だけでなく買い目が広がるとロクなことはないが、

人生はやるやらないは別としてアドバイスを聞いてみるのもよいのではないか?そして、自分の予想通りので気持ちよくなって即決するのもいいけれど違う意見でかき回されるのもまたヨシかもしれませんぞ。



所詮、
教員のアドバイス予想屋のアドバイスみたいなもんだと気楽にいってみたら?
怒られるか?)

な~んて書くと怒られそうだが、昨今の投資セミナーの映像なんか見ると
「なんだよ、ネクタイ締めてカッコつけてるけど予想屋のタチのワルイ版じゃね~か」などと思ってしまう私です。








私はフリーターだったころ

競輪の予想屋になろうかと真剣に思ったことがある(笑)


「買う気にさせます!」(笑)