kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

サトウせんせい

先日の朝、専修大学のサトウ先生からメールがきた。
イメージ 1
これは2015年に大阪で学会があるために来てくれた際に、ワタシに声をかけてくださり、関西医療大学にも来てくれた後で食事をしたときの写真です。

そこにはただ、アドレスが書いてあった。

お~、このキャスターは知ってるぞ、BSのメジャーリーグの特集番組のキャスターの上田さんではないか!この人は専修大学だったのか~

と驚いたと同時にサトウ先生の登場している記事に胸が躍った。

スポーツに関心のある方は是非しっかりと読んで欲しい記事です。

ワタシが唸った部分の紹介
メンタルトレーニングについて

単にポジティブなことをイメージするだけでなく、逆境を乗り越えていくようなこともイメージする。

メンタルトレーニングは大きくわけて二つ
①心を鍛えたり整えたりするスキル。目標の設定方法やリラックス法など自己をコントロールする技術

②物の見方や考え方、人生の生き方を考えるもの

②はつまり哲学だと思う。


他人事で聞いている学生は伸びない。

自己決定

師匠をつくる



コテコテの東海大のワタシがなぜ専修大学かというと、実は専修大学で非常勤講師として勤務していたことがあるのです。

専修大学には体育学部は無いのですが、そこにいる先生は体育学部に勝るとも劣らない顔ぶれで、金メダリストやらトッププロを指導している方やらゴロゴロとおりまして・・・

なんならちょっと前に文部大臣をしていたハセさん(プロレスラー)もここの大学でした。要するに治やら、オリンピックの運営やら強化やらに直結している先生方がそこらで談笑しているわけです。

ここの先生方には随分と可愛がってもらいまして、週に1度いくたびにどなたかにご馳走になりながら貴重なお話を聞かせていただきました。
皆さん話がナマナマしくてホントに面白い。権威をふりかざさないトークは最高でした。
オリンピックのトップコーチの「あ~うまくいかね~どうやったらいいと思う?」なんて話は面白すぎます。
もちろん、ゲラゲラと笑いながらも尊敬です。最高の学びです。

考えたら実行を伴うホンネの話が聞けてたわけですもんね。


専修大学での仕事は午前中に仕事は終わっていたのですが、
「こんなメンバーの話を聞けることなんてねえぞ」
と夜までダラダラと教員室にいました。
誰も先生が来ないときは事務員さんとお喋りしてました(笑)

そりゃこっちも何か面白い話を・・・と思えば自然と考えます。

4年くらいやったと思いますが、この日々は本当に貴重でした。

20代後半から30歳の時期に、この刺激的な話を聞けたことが大きかった・・・

と書こうと思ったのですが、よく考えるとこれのおかげで人生がおかしくなったかも・・・(汗)



今になって思えばこの辺の先生方に「アイザワ先生、面白いね~」なんて言われてたワケだから私もちょっとおかしいのかもしれません。

これは何なのだろうと考えてみると、
要するにこの辺のメンバーとまともに会話をしようと思ったら

「自分の体験から編み出された思考」でなければダメなのですね。

「お前、いっちょ前な能書き言ってるけど、
自分でやったのか?自分で見たのか?自分で考えたのか?」
ということが突きつけられてる気がしました。

そこをわきまえているかどうかが重要な気がします。

でも逆に、
例え低いレベルであっても、自分で自問自答したなかで生まれた発想
かっこつけずにぶつけてみると、
このクラスの人たちは必ずバカにせずに答えてくれていた気がします。

多分、先生方も若かりし頃にそういう経験があったのだと思います

ワタシは当時は中学生の指導にムキになっていたころなのですが、
「こういう練習方法を思いついたんです」みたいな、たとえ中学生相手の話にも真剣に答えてくれました。中学生やら、そこの指導者たちにバカにされている話もそこではツボでありました。

ま~面白い話ばかりでした。ワタシが関西医療大学でトレーナーを目指している学生に「気にしなきゃいけないのはそこじゃね~ぞ」と言い切っているのは、
これらの先生方の気質を知っているからです。

逆に、心意気を拾えない学生はホントに厳しいと思う。
まさに今、成績は優秀だが、そこを気にしろ!
というところがスコンと抜けている学生と格闘しています。

だって、誰をトレーナーにするかなんて、この辺の先生方が
「よっしゃ君に来て欲しい!」と言ったらあっさりしたもんですよ・・・
ただし、この辺に気に入られたら大変ですけど(笑)

ちなみに、この佐藤雅幸先生はテニスが専門で、松岡修造さんのテニスのトップ選手を育てるプロジェクトのご意見番としてバックアップしている先生なのです。そこからあのニシコリ選手も出ているわけです。プロ野球選手のサポートもしています。

この佐藤先生も、かつて有望な選手を育て切れなかったことから精神的に病んでしまった経験なども聞きました。やはり情熱的に指導するということはそういうことなんだと思いました。


ちょっと自信を失いかけていた今日この頃でございましたが、
「そうだ、こんな先生にも応援してもらってたんだ
という事を自信にしてみようかと思ったという話でありました。