kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

いいひといませんか?ってナニ?

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人を育てるのも大変ですが、金魚を育てるのも思い通りにはいきません(笑)

前ネタと同じジャンボオランダ(当歳)でございます。
以前から読んでいただいている方は、お~あの稚魚がこうなったか~ということでございます。
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6月にはこの状態だったわけでございます。
この頃は「あ~いったいどのような柄になるのであろうか?」などと思っていたわけであります。



さて・・・・


野球界はオフシーズンになりまして、来年に向けての人事やらなにやらを済ませて年を越そうとしている状況でございます。


まぁ、色々な話がある中で、

時折、私のところに
「組長さん、誰かいい人いませんか?」

という話が来ることがある。


・・・で、こういう時にワタシのところに来るいい人というのは

「治療のウデがいい人」という事ではない。

私は治療の専門家ではない。

「人間的にできているヤツ」ということである。



・・・と、こういうことを言うと
「なんだ組長えらそうに、人間的にデキてるなんて言える立場か?」

などと思われそうだが、私だってワタシが人間的にデキているとは思っていない。
むしろダメだと思っている。
向上心がまるでない。

ちなみに、私の組員と言われている学生たちはすこぶる評判がよい。

おかげでちょっとしたブランドになっている。

自慢の教え子たちと言いたいところであるが、
私を真似しないからうまく行っているフシすらあるので、
勝ち誇るわけにもいかない(笑)


とはいえそれだけの説明では、あまりに不親切なので、
私の組員学生たちは何が出来ているかをちょっと書いてみる。


要は「誰かいい人は居ないですか?」

・・・・のいい人とは何を指しているのか?



ズバリ


「理不尽を楽しむことのできるヤツ」


ということだと思う。



私のところに頼んでくる求人って
ようは大事な案件というか、
大学としても失敗したくない相手だったりする。

誰でもいいわけではない状況だったりする


理不尽を楽しむ

・・・というといかにもマゾなようだが、
そうではなく、
普通の同級生が聞いたら
「そんなの理不尽だ」とイヤになるような場面でも

「あ~確かにもっともだ」と理不尽どころか
「ありがたい」と受け止められるように育っている。

というより、理不尽なことを注文された時に
「あ~俺もそういうムチャを言ってもらえるようになったな~」
と喜んでいるフシすらある。

その辺に関しては、確かにそういう教育をしている(笑)

私の長い話に笑顔で聞き続ける根性というのは社会に出てから随分と役に立っているであろう(笑)

お礼は3回は言うとか(笑)

あと、私にはペコペコするが、他の人には横柄な態度であるなんてのはコテンパンにいく。

それから世話になっているのに文句を言っているなんてのも
「お前、よくそんだけ世話になっているのにちょっと言われただけで文句言えるな~」などと分からせる。

あとは、後輩を可愛がらない(守らない)性格の人はついてこれていない。

自分がしてもらったことを下に回さないのは、面白いもんでよく分かる。

後輩を可愛がる学生は先輩からも可愛がられる。

私の思う上下関係は上が下を守るであり、説教も守るためである。


・・・で、問題は通常の学校のカリキュラムではこの部分は教えないし、

学生さんがお客さん状態になっている今の状況ではそこまでやるとリスクばかりである。


もちろん、そういう客観的指標のない指導に対する対価はない。

対価がないから価値ないかというと、

こうやって「いい人いない?」の時にこそ自信を持って送れる学生を育てる価値はあるハズだと自分に言い聞かせる。

もちろん、指導者としての快感は大きい。

まぁ、私だって多くの指導者から対価を考えない指導を受けてきたからそれを下にも伝えていかなきゃ申し訳ない気持ちが多くある。

結局は、自分が受けてきた指導の影響は大きいものである。

「今の学生は根性ないからな~」などという言葉で片付けることは簡単だけど、
根性が付くような指導は果たしてしているのであろうか?


ハッキリ言って、理不尽に耐えられる学生を育てるなんてのは口でいうほど優しくない。

評論家じゃダメですし。理想を言ってるだけでもね~


まずは理不尽を超越させるだけの魅力
を見せつけなければならないという難題がある。
やって見せれなければならない。

「アレができるようになるためにはこれくらいは仕方ない」
と思わせなければならない。

だって、エリート校の指導ってホントに厳しいんだから、

でもそれを乗り越えるプライドを持てる部分があるということなんですから。





・・・で、見せたからいいかというと、ちゃんと説明もしなければならない。

そんでもってやらせてみて、

さらに褒める。


・・・というのは山本五十六の名言であるけども


まぁ、出費もかさむし労力も使うし・・・
賢い大学の先生は基本的にはやりません(笑)

・・・で、散々やって、
最後は裏切られるという理不尽に耐える根性をこっちが
もっていなきゃいけないわけでございます。

私も恩師が裏切られてもグッとこらえているシーンを沢山見てきました。
それを思い出せば、私ごときはまだまだであります。

あいつにはやっても意味がないとちゃんと計算できて実行できる人はやりません。

特に今年は「あ~、ここまでやってきて、こんなことってあるのか~」と感心してしまうような逃げ切りを食らいまして、むしろよい人生経験になりました(笑)


だから止めりゃいいのにそんなに学生を信頼しちゃいけませんよ、と職場の達人先生は慰めてくれますが、この先生も色々と修羅場を経験しているだけに重みがあります。


そんなこんな痛みを抱えながらも、やっぱり「伝えずにはいられない」ということでやってしまうのだから、天職といえばそうなのかもしれません。

だって
「この状態のコイツに誰も言ってやらね~のかよ、みんなこれじゃダメだって分かってるクセに」なんてそのダメな本人よりその周囲に怒りが込み上げてしまうのです。

なんでみんな「あいつは他人」と割り切れるのか・・・

「仕事」って割り切りの言葉としても使いますけども・・・

まぁ
「やらずにはいられない」ということができるのは嬉しいことなのかもしれません。

他人と比較してどうこうではない部分ですね。


よく考えたら、単に寂しくて人に絡みたがってるだけなような気もしてきますが(笑)

こうやって、スムーズにいかずにもがいているところを見て

たまにマネしようと付いて来てくれる変な学生がいて
それが割と社会で頑張っているというのが実際でありまして・・・
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たまについて来たのがいたと思ったらこんな感じですけど(怒)


「お前な~もうちょっと賢くやれよ」なんていうと

「組長に言われたくありませんよ(笑)」

なんて会話をできるのが男同士の会話って感じでキライではありませんけども・・・


組長のところは学生が育っていてスゴイですね~などとアテにされましても、確率はすこぶる悪いわけでございまして。

打率ではなく打点で勝負です(笑)


なんだかグダグダと書いてしまいました。

『誰かいい人・・・って簡単にいうけどな~、そんなに簡単じゃね~ぞ』
とず~っと考えてきたことや、

大阪の高校で頭髪指導について裁判沙汰になっている特集番組を見て色々と考えたり
しているうちに思いつくまま書いてしまいました。


まぁ、結局最後は、どうせやるんだから

「じゃあいいじゃねえかよ、ブツブツいわね~で黙ってやれ」

と自分が自分に突っ込んでおやすみなさいなんですけどね(汗)



「誰かいい人いない」って、
実は「誰かおかしなヤツ(〇〇バカ)いね~か?」と同義だな(笑)


いまはみんなちゃんとしてますから(笑)