会場はこういう状況でございます。
関西医療大学新入生370人の前で、
新入生歓迎のプレゼンテーションでございました。
この企画、昨年からやっておりますというか、振っていただいております。
どういうミッションかというと、
大学といいますのは、高校とはシステムが違いますから、
自由はありますが、
自分でやらなきゃいけない(履修登録など)ものが数多くあります。
その上、現在はややこしい時代でありますから、
SNSの使い方に気をつけろだの、
薬物がどうのだの注意事項が多いわけでございます。
その上、注意の仕方もま~抽象度がマックスでございまして
「悪い事すんなよ」みたいな話になってしまいます。
わかりやすく「こういうのがあって・・・」
なんて具体的な固有名詞出すとまたトラブルの素でございますから聞いているほうもツライわけでございます。
そんな入学式の次の日の拷問のようなスケジュールをなんとか和らげようということで頼まれた
「組長!、
午前に退屈な説教をされてうんざりしている新入生を
楽しい歓迎ムードにするような話をしてください。
ちょっと体操も交えてもらって・・・
でも部屋はギュウギュウですからあんまり動けませんけど・・・」
・・・という注文ですが、これってけっこうなムチャブリではございませんか?
しかも、要求レベルというか、難易度がけっこう高いですぞ(笑)
・・・と、
こういうムチャな要求ってワタシは実は大好物でございます。
「ここはやっぱり組長しかいません」
という言葉をつけられると
「そうですか?(嬉)」と、
ホイホイ引き受けるのがワタシであります、まず断りません(笑)
この講演のテーマはずばり
『関西医療を生き抜く方法!』であった。
一応、うちの建学の精神は
「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」であるのだが、
「社会で生き抜く前に大学を生き抜かなければお話にならないだろ!」
ということである。
だいたい、この学泉を出た教員で奉仕の精神ある人いるんかな?
・・・
いないから、永遠のテーマなのか・・・なるほど・・・
具体的な内容としては、
「色々な先生と話をすることにトライしてみろ!」ということである。
まずは学長の紹介である!
新入生は前日の入学式で学長からありがたい式辞を頂戴している。
「学長と友達になってしまえ~」というのがワタシからのメッセージである。
事務所のハセガワさんまで紹介!窓口でお世話になる人である。
『気の弱い人は、このハセガワさんなら楽勝だから話しかけてみろ』
なんてな調子である。
先生の紹介も・・・こちらのテラオカ先生は、笑顔の資格まで持っている。
「笑顔の資格なんていかにもインチキくさいだろう!」なんて話で盛り上がる。
こうして先生の紹介もしつつ、
「この先生はおもしれ~ぞ!やっぱりな~面白い仕事するには面白がるパワーが必要だぜ」なんて調子でメッセージも込める。
騙されたと思ってこれやってみろ!
というメッセージと共に伝えた具体的なもの・・・
①お礼は3回言う!(その時、その夜、次の日)
②車で送ってもらった時は、車が消えるまで見送る!
これは、ワタシが組員に最初に仕込む鉄則である。
実はこれ、
当時ワタシが好きだった
パンチ佐藤さんが言っていた話なのである。
ワタシはそこで
「あ~そういうもんなんだ~」と知り、
実行してみて随分と役に立っている。
生まれつき、やっていたわけではないのである。
要は、こういうのは
教わったかどうか?
(教わる機会があったか?)の差なだけである。
それでもこういうところから
「人間性(性格)」として受け止められて損している人が沢山いる。
(まぁ、こういうテクニックだけで中身のないのもいますけども、それはまた次の段階の話ということで)
その他、
『感じる力を大事にし、考える力をつけよう!』と言う話や、
『学問しようぜ!』
・・・ってな話をしてみた。
スライド150枚を投入しての怒涛の80分(予定は60分)のプレゼンであった・・・
こういうのやると、その夜は大抵、熱がでる(笑)
けっこう、みんなちゃんと聞いてくれたというか、かなり真剣に聞いてくれた。
真剣な話を聞きたい学生はかなりの数がいることがわかった。
なにはともあれ、
「縁あって選んだ大学をどうか信頼してみてください」
・・・という言葉で結んだ。
くさかったかな(笑)
随分と拍手をいただいた。
ただ・・・
これがウケたのはいいが、
このあとの授業を期待されても困るのであった・・・
いや、それがいいのか、張り合いか・・・・
また一つ、自分を追い込んでしまった(汗)
おかげで、
気の弱そうな学生が随分と来てくれるようになった(笑)
これがまた結構うれしい(笑)
よ~し、やるか~
気の弱いヤツは俺のとこにこ~い(植木等調)
残念ながら嫌われちゃった学生もいるけどまぁ、元気ならいいや(笑)
元気のあるのは、他の先生にしっかり教わればいいのだ。
それにしても・・・ことしの新入生
けっこうモノ静かだけど考えている学生が多いことがよ~くわかった。