kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

タレにかけた青春

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まじめな顔して餃子のタレを作っております。

この方は、関西医療大学が誇る
笑顔の安売り王!テラオカ先生であります。

若手のホープで大人気の先生で、
学生たちが
「組長のいう事は信用できないが、テラオカ先生のいう事は信用できる」
というほどの人気の先生であります。

『所詮、人生経験の浅い学生のいう事じゃねえか』と、

強がってみたところで、純粋な視線から見るとそう見えるということで、
羨ましいことには変わりありません。

授業アンケートでもあっちは大好評で、
こっちには悪口が入るってどういうこっちゃ!

と叫んだところで世の中厳しいでございます。
お客(学生)に嫌われちゃおしまいであります。


ここは一つ、敵対するよりもむしろ味方に取り入れて
若者票もいただいてしまおうという魂胆で、
ラーメン屋で機嫌取りをしたというワケでございます。
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さて・・・こんなことを書いているのは、
これを見て懐かしいことを思い出したことを書こうと思ったからであります。

お酢が6に醤油が4がちょうどいい・・・・


懐かしい・・・といいますのは


ワタシの高校野球部寮生活時代の話であります。

ワタシの所属していた高校のそばに(といっても1.5kmくらい離れたとこ)に、割と有名な餃子屋さんがありまして。

これが独特の餃子なのでございますが、
練習後に

先輩の誰かがボソッ

「あ~マンキンくいて~」

などと呟いたりすると、1年生の我々が
「うわ~ッ 始まった関わりたくね~」とばかりに
先輩と目を合わさないように、仕事を探し出したりするものでした。


どういうことかというと、
誰かが「食いて~」と言った瞬間に、

連鎖的に『俺も俺も』と瞬く間に10人以上が言い出すからであります。

普段は、仲が悪いクセにこういう食欲だけは共通でありました。

・・・で、それがなんなんだ?先輩が食べに行けばいいじゃない。

・・・と思われるでしょうが、
実はこの店は『持ち帰り』ができるシステムでして、
誰かが『くいて~』と言い出した次の瞬間に

「お~い!〇〇(1年の名前)まんきん飛んで!」
と来るわけです。


『飛んで』といいますのは

ようするに

パシリでございます。


まぁ、1年生でございますから、パシリは当然です。
お金は払ってもらえるのだから問題ないのではないか?と思われるのですが、
実は1年にはメンドクサイ問題もまっております。

それが、さっき思い出すきっかけになった
『タレ問題』であります。


実はこのお店のご厚意なのですが、
持ち帰り用にタレを自分で作って帰れるように、
持ち帰りの人が待つ場所(要はレジの前)にご丁寧に
「醤油、お酢、ラー油、すりおろしにんにく」
4点が置いてあるのであります。

・・・で、上の写真ではお酢が6に醤油が4とありますが、
そういう調合の具合をいちいち先輩が自分の好みに合わせて注文してくるのであります。

・・・・で、それが一人ならいいのですが10人前とかあるわけです。


それはこんな感じ・・・



A先輩 「え~と、俺は~ 醤油がお酢でにんにくにラー油

というのが標準的な注文でまぁいいのですが・・・

B先輩 「ほんじゃ俺は~酢がで醤油でにんにくでラー油なし

こんなのもあり、さらに

C先輩 「俺は醤油オンリーに、にんにくたっぷ!(「り」を省略)」

・・・と勝ち誇って言う先輩

D先輩 「俺は醤油4.5に酢が3.5に、にんにくが2.7にラー油0.3

・・・などとわざと少数まで入れてくるとか(汗)

E先輩「醤油に、酢がに、にんにくに、ラー油が」(全部で16

などと、もはや表現のルールが分かってないというか

基本的に算数も怪しい人がいるのでこういうことになります
(ただしホームランは打ちます笑)

あとメンドクサイのが

F先輩「今の俺の心を読んでセンス!お前キャッチャーだろ」

・・・などなどの先輩方の一括注文を引き受けるわけでございます。

当たり前ですが、
頼む方も算数が怪しいなら引き受けるこっちも怪しいものですからその辺は両方で真顔でやっております(笑)

当然のことながら「えっ?先輩!足したら11ですけど?」

なんて聞き返してはいけません。

一言「ハイ!」と返事して直行です。

あとはなんとかそんな感じで作りゃいいんです(笑)

こういうのは仕事に活きてますな~(笑)


それにしても、
待合所で備え付けのビニール袋に醤油をドボドボ、
お酢をドボドボ、
にんにくドッサリ、
ラー油もホイホイとやっている画はけっこう面白い状況でありました。

たまに店の人がちょっと失敗したやつ(十分おいしい)をくれたりして、
そんなコミュニケーションも嬉しかったり。

持ち帰って、食べた先輩が
「バカヤロ~、ラー油入れすぎなんだよ、お前、俺のこと恨んでるべ!」
などと絡まれたりしながら逞しくなっていくのでありました。

慣れてくると、
ちょっとした料理人になったような気分になってくるのが面白いもんで、
「お前うまいな」などと言われて喜んでみたりしますが
その評判で次も頼まれるというのもありますが、まぁいいかと。

慣れてくるといろいろできますしね。


ちなみにワタシは先輩になっても後輩に作ってもらうことは
極力しなかったのはタレの製作現場を自分でやったからであります。

何入れられているか分かりませんからね
(必ず先に本人に食べさせます 笑)


・・・・で、先輩も飛ばす相手を、
思いつきなようでしっかり選んでやがるなと思うのが

頼まれるのが、
超特待生のエース候補とか4番候補ということはあまりなく、

ちょうど頼んでも良さそうなヤツに頼まれます。

あとあまりにドン臭いヤツというか
機転の利かないのには頼みません
途中で監督に出くわして

「先輩に頼まれました」
なんて正直に言いそうなのには
頼みにくくて仕方ない(笑)

ということで、
ちょうどいいタシロとカワグチとワタシがよ~く飛ばされたものでありました。

ちなみにこの3人でよく芸もやらされたものでありました。


ちなみに、芸人・およびタレ戦友のタシロ氏は現在では
神奈川県の中学野球界のビッグネームとなっていまして
高校野球界からアツイ接待を受けるほどであります。

やはり下積みといいますか、考えたら野球部は無償でやるからパシリだけど、

社会に出たら
「パシリを頼まれる」=「仕事を頼まれる」
と繋がってくる面が多いもんな~



やっぱワタシって営業ムキかしら(笑)


あっ、いまはこんなの無いと思いますからご安心を。


タレづくりをみたら20年前を鮮明に思い出しました(笑)


学生さん、
パシリも奥が深いんだぜ、

笑顔でパシリしてみなさいよ

不思議なほどに世界が広がるぞ
パシラれた時には実は別の意味があったりしてね・・・・

ちょうど頼んでも良さそうな雰囲気

・・・ってけっこう大事かもよ。

あんまりクソ真面目で悲壮感が漂っているのにも頼みにくいしね~(笑)

これホント(テラオカ先生を出したのはそのフリだ 笑)

かつては豊臣秀吉が~などとまでは言わないけれど(笑)

なんで僕がそんなことしなきゃいけないんですか?」
なんて聞き返してチャンス逃すなよ~


「なんで俺が・・・」ってやつほど

「これはなにかあるクサイ!」
と思うセンスよ。



特に野球はサインプレーだぞ

たとえば・・・



スクイズのサイン


「えっ?なんですか?もう一度出してください」



・・・って、聞き返したり、ビックリした顔したら終わりでしょ?


そんな感じ



・・・なんてアドバイスはブラックだったかな(笑)


まぁ、特定の誰かに言っているわけではありませんので。

笑い話しということで


これ書いてたら、あっというまに3時間かかってた。(笑)