いや、ワタシ、なにもその話をしたいわけじゃないんです。
この写真を使った投球フォーム説明のネタを温めていたのに、
温めすぎて変なタイミングになってしまったのです。
現在、指導している投手にこの写真を使って説明したばっかりなんです。
「いや~こういう写真を撮っておいてヨカッタぜ~」
なんて思っていたら・・・
まぁ、
気を取り直して
マウンド(傾斜)で投げるとはどういうことか?
ちなみに、この写真は試合前にセンターから70m程度の山なりの遠投をしているところです。
これは、イニングの合間に行っていたベンチ前での20m程度のキャッチボールです。
どんな感じがしますでしょうか?
これ、実際のピッチング
どうでしょう?
なんだか上向きに投げているように見えませんか?
そうなんです、傾斜の分、上向きくらいのカラダの使い方でちょうどなのです。
これ、
実際にやってみるとビックリするくらい腰というか、
下半身で投げていることを実感できます。
おそらく、素人さんというか、その辺の高校生投手くらいだったら
「ウソだ~、こんなにキツイことやってるわけないよ、
だって力を抜いてラクに投げろって言うじゃん」
そう、それは実は腕の話でありまして、
ウデは逆にブラブラのロープのようでなければいけません。
これを味あわせると、こんなにキツイのですか?
と学生はビックリします。
ピッチャーのキャッチボールを見てみると、
野手のキャッチボールと全くちがってギクシャク見えるのは
マウンド(傾斜)を想定したキャッチボールをしているからです。
ただ、
これができると上半身のチカラを抜くことができるようになります。
山なりの遠投はそれはそれで意味があります。
ライナーの遠投、それもまた意味があります。
山なりの遠投は足腰の使い方に応用できます。
ライナーの遠投は、リリースポイントの確認になります。(顔の前)
山なりの遠投は止めたほうがよいという意見もあります。
おそらく、リリースポイントが上に向かって投げる山なりと、
低めに投げるピッチングとは違うからだと思われます。
ならば・・・
足腰の使い方とリリースポイントを両立する遠投はないのか?
こたえ
視線に注目
わかりますかね?
地上にいるキャッチボールの相手ではなく、
空中のボールに視線が行っています。
つまりリリースポイントは正面で、
カラダの傾きで空中高く投げているということです・・・・
ついでにグラブの使い方にも回すでなく閉じてます。
だからそれがなんだよって感じでしょうか?(汗)
だから、
これはベルトから上は正面のキャッチボールと同じなんです。
こうすれば腰や下半身のチカラを使いながらリリースポイントは顔の前で投げられるワケです。
遠投で遠い先の地上にいる相手を見ながら投げてしまうと
リリースポイントは早くなってしまいます。
(さらにリキンで開きの原因になったあげくに、肩の前、もしくは肘の内側を痛めるのがお決まりのパターン)
・・・と、
こんな風に横並びで同じ遠投をしているようで
ちょっとしたポイントを持って投げている人がいるだろうから、
注目してみても面白いですよ・・・というお話でした。
ワタシ、こんなことの説明をようやくできるまでに20年かけてしまいました・・・
もうちょっとこう、なにか生産性のあるものをやれなかったのだろうか・・・
ノボル先生、いかがでしょうか?
この説明動画を卒業生にあげたら随分と感心されて褒めてくれたのですが・・・
褒められるほど悲しくなるこの感情はいったいなんだ?
と、自己分析したのでありました。
それにしても練習日にゴルフね~
マークされてたなこりゃ(笑)
そういやワタシの高校時代の後輩が、
治療で接骨院に行くといって練習休んで遊んでいたのがバレて
同級生に総スカンくらって退部したのがいたな・・・
圧倒的実力でねじ伏せていた時だったら武勇伝なんですけどね・・・
話は全然違うが、自動車税払うとホッとしますね(笑)