kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

やってみる

二つ前の記事に競輪選手がやっているトレーニングの本を紹介したが、

それを私の担当している選手?(笑)に試したので・・・・

 

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膝の裏にスポンジボールを挟んでスイング

この方、御年86歳、私の指導を受けて8年目だったかな?

 

最初は杖をつかないと歩けないくらい膝が痛かったのですけども、

私の指導を受けてスタスタと歩けるようになりました・・・

 

・・・と、この方が言ってくれております。

私が言わせているわけではありませんので(笑)

 

さすが、このお歳くらいになってうまく人間関係をやってこられている方は、

こちらに花を持たせてくれます。

 

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みよ、この柔軟性

こんなのは私は指導しておりません。

 

「これも先生の肩まわりのエクササイズのおかげです」

などと言ってくれる(笑)

 

私より柔らかい。

 

笑いごとではなく、

 

「カラダの硬さは老化の始まり」

と申しまして、細かい理由を色々かくと大変でございますが、

ストレッチはよくしたほうがよろしいであります。

 

このご婦人、なにもパーフェクトというわけではなく、

半年くらい経ちましたでしょうか、心筋梗塞で危なかったこともあり、

運動をしてもいいけど心拍数は控えめに・・というような条件もあったりで、

「そういや、健康運動指導士の資格試験の時にそんなのあったな」

なんて思いながら指導をしております。

 

やはり、運動はした方がいいというのが現在の流れでございます。

 

かかりつけの病院という言い方がありますが、

 

「かかりつけの運動指導者」

 

というのは居ると居ないじゃだいぶ違うようであります。

 

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こちらも確か四捨五入して90歳だったような

こちらのばぁちゃんズも、もう10年くらいになるでしょうか、

長い付き合いになっております。

 

左のお方は両膝人工関節でありまして、

その辺のお話も色々きいて勉強になります。

 

さて、エクササイズのお話ですが・・・

 

膝の裏に挟んだボール(ためしに靴下でも丸めてやってみてください)を

落とさないように、膝を上げようとしますと腹筋の下部やら、

太ももの裏などが効いてくると思います。

 

要は股関節から積極的に動かす感覚がつくかと思います。

これは、走り方のエクササイズにもなるのですけども、しっかりと膝をたたむことで股関節からの回転がスムーズになります。

 

そうです、感覚をつかむエクササイズです↓↓

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これは膝の負担軽減に役立つのではないかと思い試してみましたが、

やってみた直後の感想としては「これはいい」と言っていましたが、

こういうのはその夜やら次の日に「アイタタ」なんてなることもありますので来週に会った時の感想が重要だったりします。

 

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座って感覚がつかめたら今度は立って

本を読んでなるほどと思いましたのは、

座って膝を伸ばそうとしますと膝の周囲から

太ももの前面にかけて筋肉が収縮(つかっている)

しているのが分るかと思いますが、

じゃあ立っている状態で、

膝を曲げた状態(かかとをお尻につけた方向)から伸ばした時に、

先ほどの筋肉は使っているかといったら使っていません。

そらそうだ、重力にしたがってブランと降ろしただけですから。

 

ということは、膝を伸ばすから膝の周囲の筋肉を使っているのではなく、

重力方向に対する姿勢によって筋肉は使われたり使われなかったりするわけです。

 

・・・で、股関節から先に動いて、

例えば太ももの上面が地面と水平くらいに上げることができれば

あとは膝から下はブランと振り下ろせば脚は勝手に振り出されるわけです。

 

やってみると分るのですがけっこうラクに歩幅が広がります。

 

逆に、これを股関節は動かずにひざ下からのスイングで歩幅を広げようとしますと膝を伸ばすための筋肉(座って膝を伸ばす時の筋肉)を使うので、かなり筋肉の負担が増すのと、膝の中の骨が当たるような感じがするかもしれません。

 

健康のために『歩幅を広げてできればテンポよく歩きましょう』といいますが、歩き方のちょっとした違いでずいぶんと違うのかもしれません。

 

それにしても、動きを文章で書こうとするとずいぶんとクドクなりますね(笑)

 

あえてちょっと書いてみましたが、書いていてもめんどくさい(笑)

 

でもこういうのを書いたほうが学生からはエラそうに見えるかな?ナンテ(笑)

特に柔整学科の学生は、私のことを道徳の先生くらいに思ってなめてるからな(笑)

 

まぁ、スポーツ選手のためにと色々考えてきたことが

全く無駄ではなく流用できていることが面白いな~なんて思ってます。

 

なんなら社会的にはこういう事の方が

広がりがあるような気もしますから分らないもんです。

 

じゃあ誰でもやればいいじゃんと思いますが、

こういうのは、これはこれで難しさはあるのだろうな、とも思います。

 

スポーツ界の中でスポーツの選手だけに指導していた人は

最初は多分できないだろうなと思います。

 

「俺が教えてやっている」

 

というスタンスでいける部活指導とはまるで違う感覚だと思います。

 

そういう点じゃ、そっちの世界(スポーツ界)ではオーラもまるで出ず、

選手や学生からは舐められまくりで冴えなかった私ですが、

こっちでは自然体でやることがスムーズになっているという・・・

 

 

 

おばぁちゃんたちには、いつも果物やお菓子をもらったり、

味噌をもらったりとお世話になっております(笑)

こういうことのありがたさが年々身に染みるようになってまいりました。

若い時には分らないことでした。

 

 

それにしても、紹介した本の表紙の浅井選手

 

先日の静岡記念(GⅢ)で見事に完全優勝

圧巻のスピードでした。

 

えっ、獲ったか?

 

いや~2着の人も努力しているのを忘れてました(泣)