kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

自分のことを語れというから

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和歌山 磯ノ浦海岸(本文とは関係ありません)

 

先日、大阪の池田高校という学校にいき高校生に向かって授業をしてきた。

 

なんとなく、毎年この高校にいく担当になっている。

 

教室を担当してくれたアメフトの先生とは

「いやぁどうもどうも、競馬の調子はどうですか?」の仲になった(笑)

 

この学校はけっこう優秀な上にスポーツなんかも盛んなようで、

明るくて気持ちのよい生徒さんが多い。

 

高校1年生ではあるが、将来に向けて今から仕事への意識を持たせるという意味合いで、「職業人講和」という企画がされている。

その中で私のクラスには

「スポーツ関連に興味のある人」という希望者が集まっていた。

 

開始前の集合で、高校の校長先生から

「まだ社会のことを何も分っていない高校1年生ですので、『社会とはこういうものだ』という皆さんの経験談などをお聞かせいただければと思いますのでよろしくお願いします」

と言われる。

 

 

 

う~ん、私もあんまりよくわかっていないが・・・・(汗)

 

とりあえず、大学のアピールなんぞは御法度であくまで

「私個人の経験の話を」ということなので、

 

私にしてみたら「えっ?ホントにいいの?」ってなものである(笑)

 

普段はむりやり職場にこじつけて話をしなければいけないところを、

私自身の経験や考えを語ればよいという・・・

「なぜ?いまのような仕事をしているのか?」

 

というお題である。

 

いわゆるエピソードトークというやつですけども・・・

 

そらも~まずは中学野球時代の話から始まり、

高校野球で名門らしきところに入ったはいいが、

期待のエースがイップスになりその練習に付き合った話やら、

大学時代にトレーナーの講座で流血処置の映像を見ているうちに貧血で倒れて挫折した話やら。

そういうズッコケ話はけっこうウケる(笑)

 

あとは野球指導の具体的なネタは映像を見せながら、

「これはネットには出せないけどな」と見せているから、

野球部員は目を輝かせていた。

「とりあえずインスタに練習方法を上げているから興味あったら見といて」

といったらフォロアーが5人くらい増えた(笑)

 

あんまり熱心に聞くから、

「ほんじゃ今度大学で見てやるよ」

と言ったら喜んでいたけどホントに来るのかな?

 

指導した学生は何人もプロのトレーナーになってるよ。

という話をしておいて、

 

「といって、間違っても入学してくんなよ、

弟子入り志願者にはもう懲りてるから、

ホントにちゃんと指導するのって大変なんだから。

君らは他の大学に行って活躍して

『私のアドバイスが効いた!』と言うように。

 

などというから、逆にウケたりする(笑)

 

「希望者にだけ大学のパンフレットを渡してください。」

 

・・・と、企画会社から念押しで言われるのだが、

置いておいたらみんな持って行ったな(笑)

 

まぁ、

「人生とはこういうもんだしっかりやれ」

 

なんてことは口が裂けても言える立場ではない(笑)

まちがっても「人生は計画的に」など言えるわけがない。

どちらかというと

 

「なんでこんな風になってしまったのだろうか?ここはどこ?大阪?なんで?」

 

・・・てな調子である。

 

だから

『良いか悪いかはさておき、こういう思いでこうやってたらこうなった。』

という話をした。

 

(面白いもんで、自分の中の経験を話しているから、全く噛まない。

これが正しいことを言わねばとか、ノルマを伝えなければとやると絶対に噛む。)

 

だが、今になって色々と感じることはある。

 

一応、これ出張というか大学からの業務として行っている。

 

仕事で「自分の話」をしている。

 

・・・で、それが一応ウケている。

これはこれでけっこう大したもんなんじゃないの?

と思ってみたりする(自信ないけど)

 

やっている本人はマジメにやっているが、

周囲から「それやってなんになんの?」

と冷ややかな目で見られたものほど、こういう時にはネタになる。

そもそも自分でも「これやって何になんの?」とあきれていたりする。

 

人に話せるような体験をしているのか?

もしくは、

大した経験じゃないけど、話し方がうまいのか?(たぶんこっち 笑)

 

この年齢(15歳)に対して

「こうやって冷静に計算して損しないように立ち回ったもんだよ」

なんて話は絶対にウケない(笑)

 

そういう意味じゃ、

「今になって、ネタになったからまぁいいか、ウケたし」

と思えば、全肯定というわけではないが少しは救われるか・・・

 

もちろん同世代からは

「そんな子供にウケたって儲かるわけじゃない」

と、また冷笑されそうだが仕方ない。

 

だいたい、行く前は「も~また赤字出していくのかよ~」と後ろ向きな感情なのだが、行ってみると、高校生の弟子入り志願者みたなのができてしまい、これはこれで楽しい思い出になるから「まぁいいか」となっている。

 

伝えたかったのは

 

15歳あたりで持った疑問やアイディアや考え方は実はとても貴重です。笑われても大事にしてください。偉業を達成した人はこの年頃の時の発案を実現した人がとても多いです。仕事を考えるテーマのこの企画ですが、『いまある仕事から選ぶ』ということに縛られることはありません。この歳でセコイこと言っていたら、あとでも大したスケールになりません。コケてもこうしてあとでネタになるから、スケール大きく行きましょう」

ということでした。

 

仕事論らしきものも話したのだけど、それはまた次に書きます。

 

 

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誰かの心に当たりますよ~に(なんて 笑)